ママなび舎、募集開始のご案内
孤育ての日々
平成23年の夏、わたしはまさに“孤育て”していました。家族や知り合いもいない、何も知らない枚方に越してきてはや数か月。年の近い3兄弟で「おんぶに抱っこにベビーカー」状態で、わたし一人で悩みを抱えていたのでした。子供のアトピーとの闘い、また終わらない夜泣きに一人途方に暮れる夜もありました。おまけに夫は仕事で忙しい、帰りが遅い毎日で、誰にも相談できない。3人を育てる間にたくさん悩み、不安や孤独を経験してきたものです。
勇気を出して参加した幼児サークルで、わたし自身の自己紹介、子供のことはなんでも言えるのに自分のことが話せず、『私の趣味なんだっけ?すきなことなんだっけ?息抜きや気分転換てどうやってするんだっけ?』と、自分自身のことが分からなくなっているのに気づきました。
転機になったもの、ワークショップや学びから得たつながり。
外に出掛けられないからこそ、自宅を開放し子供たちを遊ばせている間に、季節の小さなモノ作りや料理教室などのワークショップを始めることにしました。最初は1人、2人だったワークショップ。なかなか人も集まらず厳しい時期もありましたが、口コミで少しずつ人が増え数人で開催するようになりました。
ワークショップは、ただモノを作ったり料理をしたりするだけじゃなくて、地域のママ同士が集まる場、そのまた友達が集まる場として人とつながることの楽しさを感じられるものでした。またモノづくりを通しての共感や仲間意識から、はじめての方と話すきっかけが生まれ、人見知りな性格のわたしも自然とコミュニケーションがとれることに気づいたのです。ワークショップを通じて、誰かと一緒につくる喜び、できた!という達成感、そして仲間がいるという安心感の日々を過ごす中で、いつの間にか孤育てから抜け出せていました。
ママなび舎はお母さんのため、つながり×学び×自信を身に付ける居場所です
そうそう、自己紹介していませんでしたね。今回のママなび舎の担当をしています久保です。枚方市に引っ越してきた当初はいわゆる“産後うつ予備軍”でしたが、今では日々足元にある「楽しさ」「幸せ」に目を向けることができるようになりました。私が感じたような悩みや苦しみを、少しでも和らげることができるような、そんなお母さんのための学べる居場所を作りたい。そんな思いでママなび舎を運営していきたいと思っています。今回、ママなび舎は第一部をワークショップ、第二部をおしゃべりカフェとして進んでいきます。ママなび舎・ワークショップの特徴について少しお話ししますと・・・
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自分探しのきっかけを与えてくれる場
さまざまな講座の中で、これまでに機会のなかった自分の興味や価値観にふれる機会になります。
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モノづくりや学びを通して自然とコミュニケーション
私のようにほんのちょっと人見知りな性格のママも安心。
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専門職スタッフがママの学びと保育をサポート
地域の保育士・看護師・助産師スタッフや、先輩ママスタッフに気軽に相談でき、お子様自身もママ以外の地域で安心できる馴染みの人と場作りの機会。
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おしゃべりカフェでホッと一息。自由にお話できる時間
最初は緊張して何も話せなくても、同じ悩みやつらいことを共有できるママたちと、一緒に学び、一緒に過ごすことで、ホッと一息ついてほしいと思います。
2020年度ママなび舎は専用フォームからお申し込みください。
2020年度の年間カリキュラム
2020年度ママなび舎は専用フォームからお申し込みください。
NPO法人ふれあいネットひらかたには、食育をはじめ、保育士・看護師・助産師などの専門職講師・スタッフがたくさん在籍しています。そうした講師により、さまざまな学びの時間を提供していきたいと思います。
むすびに~2つの選択肢~
ママなび舎はわたし久保をはじめとするスタッフの原体験から始まった取り組みです。ここで、あなたには2つの選択肢があると言えます。1つは、ママなび舎で衣・食・住さまざまな講師から技術を身に着けつつ、学ぶ中で考え方の幅を広げ、似た環境にあるお母さん方とコミュニケーションをとりつつ、日々を生きやすくするための変化を求めていく選択肢。もう1つの道は、今まで通りの生活をする選択肢。
ぜひ、一緒に学んでいきましょう。
質問をいただいています。随時、下記ページにて回答していきますので、お待ちください。
2017年度の年間カリキュラム(修了)